今回は、信州ブレイブウォリアーズの昨シーズンの成績やオフの補強・退団、注目選手、強みや課題をもとに、2026-27シーズンの展望を紹介します。
2025‐2026シーズンB2での成績(1試合平均)
得点 83.0 (7位)
リバウンド 42.4 (3位)
アシスト 21.5 (4位)
2FG% 54.7 (2位)
3FG% 35.0 (2位)
ブロック 3.3 (2位)
スティール 5.9 (11位)
ターンオーバー 13.3 (10位)
※ターンオーバーは少ない方をランキング上位とする
移籍情報
in
古川孝敏(京都から)
星野京介(北海道から)
トビンマーカス海舟(福井から)
加藤ダニエル(千葉Jから)
河田チリジ(三遠から)
ケボン・ハリス(海外から)
マーカス・リー(海外から)
out
小玉大智(立川へ)
横山悠人(岡山へ)
アキ・チェンバース(福島へ)
栗原ルイス(さいたまへ)
渡邊飛勇(茨城へ)
生原秀将(引退)
ウェイン・マーシャル(退団)
福島ハリス慈音ウチェ(東京Zへ)
J.J.オブライエン(退団)
2026-2027シーズンロスター
HC ジャッド・フラベル
00 ケボン・ハリス SG 196㎝
3 エリエット・ドンリー SF/PF 198㎝
5 土屋大輝 PG 173㎝
6 古川孝敏 SG/SF 190㎝
11 小栗瑛哉 PG 174㎝
13 マーカス・リー PF/C 211㎝
14 星野京介 SG 184㎝
15 河田チリジ C 208㎝
22 トビンマーカス海舟 PF 198㎝
24 マイク・ダウム PF/C 206㎝
27 東海林奨 SF 193㎝
44 加藤ダニエル PF/C 204㎝
データで見る補強評価(S~E)
S チームの弱点を明確に補強。昨シーズンより大幅に戦力UPすると予想される。
A 的確な補強。課題を改善し勝率UPが予想される。
B 良い補強。主力の残留と最低限の補強。
C 昨シーズンと変化なし。
D 戦力down。主力の流出、層が薄いポジションが増えたなど。
E 大幅に戦力down。複数人の主力の流出など。
※S~Eの評価は昨シーズンと比べた今シーズンの補強を評価したもので戦力のランクとは別である。
今季の信州ブレイブウォリアーズの補強評価→D
昨シーズンのメンバーをがらっと入れ替えた。B1で経験豊富な古川や帰化枠の河田を補強するなどのBプレミアに向けた動きを見せた。気になった観点別の補強の評価は以下の通りである。
①外国籍・帰化枠
ウェイン・マーシャルとオブライエンが退団し、今季は新たに外国籍選手2名と帰化選手の河田が加入したことで、外国籍・帰化枠は大きく顔ぶれが変わった。中でも注目したいのがハリスで、NBAでのプレー経験を持ち、昨季はCBA(中国)で平均11.3得点を記録している。プルアップシュートやポストムーブなど、自ら得点を生み出せる能力を持っており、得点面でチームを引っ張る存在として期待できる。
さらに、211cmの長身を誇るマーカス・リーが加入したことで、インサイドのサイズと強度も大きく向上した。帰化選手の河田と組ませることで、2人の長身を生かしたツインタワーを形成できるのは大きな強みとなる。リバウンドやゴール下での守備に加え、相手にとってはペイントエリアへの侵入が難しくなるだろう。
一方で、昨季までチームを支えたマーシャルやオブライエンとはプレースタイルが異なるため、単純に戦力アップと判断するのではなく、新加入選手がチームのシステムにどれだけ早くフィットできるかが重要になる。それでも、ハリスの得点力とリー、河田のサイズを組み合わせることができれば、昨季以上にインサイドで相手にプレッシャーをかけられる陣容になったと言える。Bプレミアで戦ううえでも、外国籍・帰化枠は今季の信州の大きな武器になりそうだ。ただリーはラジコンセンタータイプの選手であるためPGとの連携が欠かせない。そのため外国籍・帰化枠は今季の信州の大きな武器であると同時に、PG陣の出来が戦力を左右するポイントにもなりそうだ。
②選手層
今季の信州を見ていくうえで、気になるのが選手層の薄さである。特にPGは小栗と土屋の2人が中心となると考えられるが、Bプレミアというこれまで以上に高いレベルで戦うことを考えると、やや不安が残る。どちらかが長期間離脱した場合、チームとしてどのように穴を埋めるのかは大きなポイントになりそうだ
また、インサイド陣の加藤ダニエルやマーカス、SGの星野についても、B1での出場経験がまだ少なく、現時点ではBプレミアでどこまで通用するのかを判断しづらい。もちろん、これから大きく成長する可能性を秘めた選手たちではあるが、実績や経験という面では未知数な部分が多い。
新加入選手や若手選手が期待通りに成長すれば十分に戦える可能性はあるものの、主力にケガやコンディション不良が出た際のバックアップという点では課題が残る。Bプレミアでは長いシーズンを戦うことになるため、スタメンだけでなくベンチメンバーまで含めた総合的な選手層の厚さが重要になる。現状の信州は、主力と控えの差という部分で他クラブに見劣りする可能性があり、選手層については今季の不安材料の一つと評価したい。
これらのことを踏まえ補強の評価はDであると考える。2025-2026シーズンはB2に所属していたためスタッツからの評価が難しいが厳しいシーズンになると予想する。Bプレミア初年度で良い成績を残せるかどうかは日本人選手の活躍次第だろう。
まとめ
今回は、2026-2027シーズンの信州ブレイブウォリアーズを戦力分析しました。今季はBプレミア参入に向けて選手やHCが大きく入れ替わり、昨季とは異なるチームに生まれ変わっています。
補強評価は「D」としましたが、新加入選手の活躍や日本人選手の成長次第では評価を覆す可能性も十分にあります。Bプレミア初年度となる信州がどこまで戦えるのか、注目したいです。


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