今回は、三遠ネオフェニックスの昨シーズンの成績やオフの補強・退団、注目選手、強みや課題をもとに、2026-27シーズンの展望を紹介します。
2025‐2026シーズン成績(1試合平均)
得点 85.9 (4位)
リバウンド 36.3 (16位)
アシスト 22.1 (5位)
2FG% 55.9 (6位)
3FG% 34.8 (8位)
ブロック 3.0 (4位)
スティール 7.7 (6位)
ターンオーバー 12.4 (14位)
※ターンオーバーは少ない方をランキング上位とする
移籍情報
in
ジョシュ・ハレルソン(佐賀から)
二上耀 (千葉Jから)
菅澤紀行 (長崎から)
兪龍海(期限付き移籍で横浜から)
テレンス・デイビス(海外から)
ヴィット・ブラウン(海外から)
ジェイク・ヴァン・タバーゲン(海外から)
out
大浦颯太 (琉球へ)
デイビッド・ヌワバ(琉球へ)
河田チリジ (信州へ)
吉井裕鷹 (茨城へ)
キャメロン・ジャクソン(岡山へ)
鈴木悠介 (さいたまへ)
ヤンテ・メイテン (退団)
2026-2027シーズンロスター
HC 大野篤史
2 ジェイク・ヴァン・タバーゲン SF/PF 201㎝
7 テレンス・デイビス SG/SF 193㎝
10 菅澤紀行 PF 194㎝
11 浅井英矢 SF 197㎝
13 二上耀 SG 190㎝
14 湧川颯斗 PG/SG 197㎝
15 兪龍海 SF 197㎝
20 根本大 PG 180㎝
21 ヴィット・ブラウン PF/C 203㎝
24 佐々木隆成 PG/SG 180㎝
28 津屋一球 SG 190㎝
33 児玉ジュニア PG/SG 178㎝
55 ジョシュ・ハレルソン PF/C 208㎝
データで見る補強評価(S~E)
S チームの弱点を明確に補強。昨シーズンより大幅に戦力UPすると予想される。
A 的確な補強。課題を改善し勝率UPが予想される。
B 良い補強。主力の残留と最低限の補強。
C 昨シーズンと変化なし。
D 戦力down。主力の流出、層が薄いポジションが増えたなど。
E 大幅に戦力down。複数人の主力の流出など。
※S~Eの評価は昨シーズンと比べた今シーズンの補強を評価したもので戦力のランクとは別である。
今季の三遠ネオフェニックスの補強評価→E
昨季は優勝候補であったが怪我人の影響もありCSに出場することができなかった。今季は主力が大きく変わった。そこで昨季の課題や今季の補強の評価は以下のとおりである。
①得点力
チームのオフェンス力は、ここ数年で三遠がCS常連となった理由の一つであると思う。これまでの三遠には、佐々木や大浦といった強力なPG陣をはじめ、日本代表の吉井、チームトップクラスのスコアラーであるヌワバ、そしてリーグ最強クラスのインサイドプレイヤーであるメイテンなど、オフェンスを牽引できる選手が多く在籍していた。今季はヌワバの枠がデイビスに代わるが、この変更によってオフェンス力が大きく低下するとは考えにくい。一方で、吉井と大浦が抜けた穴を埋められるほどの補強ができたかというと、やや不安が残る。千葉Jから加入した二上は、オフェンス力のあるガードとして期待できる選手だが、これまで怪我が多かった点は不安要素である。また、兪龍海は三遠でのプレー経験があるものの、吉井の後釜として考えると、現時点では荷が重い印象がある。ヌワバ→デイビスという変更だけを見れば大きな戦力ダウンには感じないが、吉井と大浦の離脱による影響は無視できない。今季の三遠がこれまでのような高い得点力を維持できるかは、新加入選手の活躍と既存選手のさらなる成長が大きなポイントになると思う。
②G陣
昨季の三遠は、佐々木、大浦、根本、児玉、湧川と、ロスターの多くをPGに充てていた。一方、Bプレミアではオンザコートルールが変更され、外国籍選手3人に加えて帰化選手1人を同時にコートへ出すことが可能になる。理論上は、4人の外国籍・帰化選手を同時に起用できるため、昨季以上に多くのチームでスターターの平均身長が高くなることが予想される。そのため三遠としては、サイズの小さい日本人ガードを多く抱えるよりも、その枠をウイング陣に充てたいという狙いがあったのではないだろうか。個人的には、佐々木と湧川を残せたことはチームにとって非常に大きいと思った。特に湧川はサイズと運動能力を兼ね備えており、今後の成長にも期待でき、代表に絡む存在だと思う。ただし、大浦の退団による影響は大きいだろう。大浦のように自らボールを運び、味方を動かしながらオフェンスを組み立てられる選手は、現在のロスターには見当たらない。そのため、今季は大浦が担っていたプレイメイキングの部分を誰が補うのかが大きな課題となる。試合の中でボールがうまく回らず、オフェンスが停滞する時間帯が増える可能性もあると思う。
③ウィング、ガードへのディフェンス
昨シーズンは、ロー(茨城)やニュービル選手(A千葉)といったボール保持時間の長い強力な外国籍ウイングに対し、ヌワバや吉井をマッチアップさせて抑え込む場面が多くあった。今シーズンは新加入のテレンス・デイビス選手を中心に、湧川や津屋がそうしたエース格との対戦を担うと予想される。 湧川、津屋は優れたプレイヤーですが、吉井選手のような「強靭なフィジカルでドライブに粘り強くついていく」タイプのディフェンダーとは少し特徴が異なります。結果としてデイビスやタバーゲンへの守備負担が増大し、本来期待されるオフェンス面でのパフォーマンスに影響が出るリスクには注意が必要です。
これらのことを踏まえ補強の評価はEであると考える。強力なメンバーで怪我無くいければCS候補に入るが良い補強という補強はなかった。昨季は怪我の影響もあったため勝率は上がる予想だが、戦力としては主力2人分失った状態であるため補強自体の評価はEが妥当だと思う。
まとめ
今回は2026-2027シーズンの三遠ネオフェニックスの戦力分析をしました。サラリーキャップなどの影響か主力の放出が多く優勝候補とはいえない補強であった。ただ若手の成長が著しく、チームとしての天井が高いチームであると思うのでBプレミアでどんな成績を残せるか楽しみである。

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