今回は、名古屋ダイヤモンドドルフィンズの昨シーズンの成績やオフの補強・退団、注目選手、強みや課題をもとに、2026-27シーズンの展望を紹介します。
2025‐2026シーズン成績(1試合平均)
得点 82.9 (9位)
リバウンド 42.3 (1位)
アシスト 21.4 (10位)
2FG% 49.0 (25位)
3FG% 32.7 (18位)
ブロック 3.3 (2位)
スティール 9.0 (2位)
ターンオーバー 12.4 (12位)
※ターンオーバーは少ない方をランキング上位とする
移籍情報
in
クエンティン・ミロラ・ブラウン (千葉Jから)
ライアン・ルーサー (大阪から)
out
アラン・ウィリアムズ (退団)
カイル・リチャードソン (横浜へ)
佐藤卓磨 (横浜へ)
今西優斗(期限付き移籍で立川へ)
2026-2027シーズンロスター
HC ロイ・ラナ
2 斎藤拓実 PG 172㎝
3 加藤嵩都 PG 178㎝
4 小澤飛悠 SF 190㎝
5 アイザイア・マーフィー PG/SG 196㎝
8 張本天傑 SF/PF 198㎝
11 ライアン・ルーサー PF/C 204㎝
12 中東泰斗 SG 191㎝
23 ジェイク幸輝・ホルツ SF 194㎝
30 今村佳太 SG/SF 191㎝
31 若野瑛太 SG 186㎝
42 クエンティン・ミロラ・ブラウン C 208㎝
43 スコット・エサトン PF/C 208㎝
50 アーロン・ヘンリー SF 198㎝
データで見る補強評価(S~E)
S チームの弱点を明確に補強。昨シーズンより大幅に戦力UPすると予想される。
A 的確な補強。課題を改善し勝率UPが予想される。
B 良い補強。主力の残留と最低限の補強。
C 昨シーズンと変化なし。
D 戦力down。主力の流出、層が薄いポジションが増えたなど。
E 大幅に戦力down。複数人の主力の流出など。
※S~Eの評価は昨シーズンと比べた今シーズンの補強を評価したもので戦力のランクとは別である。
今季の名古屋ダイヤモンドドルフィンズの補強評価→D
昨季はリーグ最強クラスの攻撃力で自地区4位、セミファイナル進出。昨シーズンに見られた課題とそれに対する補強の評価は以下の通りである。
①インサイド
昨季の名古屋Dの強みの1つであるインサイドの弱体化が今季の評価を下げた理由である。エサトン、ヘンリーは今季も残ったがアラン、リチャードソンの移籍によりリバウンド、ブロック数は減ると思う。ルーサーはアウトサイドが打てるストレッチビックマンであるがリバウンドを多くとれる選手ではない。ミロラブラウンはリチャードソンに比べてサイズがあるが昨季は怪我がちであった。エサトンも怪我が多めということを考えると重量系のビックマンは残すべきであったと思う。今季の名古屋Dが良い成績を残すためには外国籍の健康、張本の貢献が必要である。
②2FG%
昨季の名古屋Dのスタッツで、最も目を引くのが2FG%の低さである。名古屋Dの2FG%はB1で最下位。CSに出場したチームの数字とは思えないほど低い数値だった。もちろん、2FG%が低くても、3Pのアテンプトが多く、3P%も高ければ、必ずしも大きな問題になるとは限らない。3Pを多く打つことで、2Pの試投数そのものを減らし、効率の悪い2Pを避けるという考え方もできるからだ。
しかし、名古屋Dの場合はそうではなかった。2PのアテンプトはB1全体で3番目に多い。つまり、2Pをあまり打たないことで低い2FG%をカバーしていたわけではなく、リーグでもトップクラスの本数を打ちながら、その確率が最下位だったということになる。ここは昨季の名古屋Dにおける大きな課題だったと考えられる。そもそも3Pに比べて2Pは、ゴール下やペイントエリアなどの比較的イージーなシュートも含まれる。また、ディフェンスに厳しくチェックされた状態で打たされるシュートは、一般的に3Pよりも少ない。そのため、2Pを多く打っているにもかかわらず確率が低いということは、決めきらなければならないシュートを落としていた可能性が高い。そこで、昨季の名古屋Dの選手別2FG%を確認してみた。チーム内で最も高かったのはエサトン。退団したリチャードソンは49.8%でチーム3番目の数字だった。アランも44.8%でチーム内9番目の数字となっている。一方、今季新たに加入したミロラ・ブラウンは**63.6%**と非常に高い2FG%を記録している。ただし、ブラウンは2Pのアテンプト自体が少ないため、この数字だけで大きな改善を期待するのは早いだろう。そこで注目したいのがルーサーだ。ルーサーは2FG%が**55.9%**と高く、さらにアテンプトもある程度確保している。つまり、単純に「高確率だがほとんどシュートを打たない選手」ではなく、一定の本数を打ちながら高い確率で決められる選手である。昨季の名古屋Dが抱えていた「2Pを多く打つにもかかわらず決めきれない」という課題を考えると、ルーサーの加入はかなり理にかなった補強だと思う。ミロラ・ブラウンの高確率も含め、今季の名古屋Dは昨季の2FG%の低さという明確な課題に対して、的確な補強を行ったように見える。果たして新加入選手によって2FG%がどこまで改善するのか。ここは今季の名古屋Dを分析するうえで、注目したいポイントの一つだ。
これらのことを踏まえ補強の評価はDであると考える。日本人の主力+ヘンリー、エサトンと主力を残せたことは評価したいがフィジカル面で不安が残る。個人的にCS出場できるか怪しいラインだと思う。
まとめ
今回は2026-2027シーズンの名古屋ダイヤモンドドルフィンズの戦力分析をしました。コアなメンバーをほとんど残したなかでHCを変えて挑む来シーズン。CS優勝できるか注目です。

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